停滞期はなぜ起こるの?いつまで続くの?ダイエット停滞期の疑問と乗り越え方
ダイエットを成功させるためにはまず「体の仕組みを知ること」が大切です。
体の仕組みを知れば、ムダな努力をすることなく対策が立てられ、心にゆとりができます。
停滞期も体の仕組みのひとつです。
正しい知識を持っていれば、体重が減らない!と焦ることなく、停滞期を乗り越えることができますよ!
停滞期とは?
ダイエットを始めてしばらくすると、体重が減り始めます。
体重が減ると成果が実感できるので、やる気もモチベーションも上がり、ダイエットが楽しくなりますね!
「このままいけば、楽々目標達成!」と思いきや、ある日突然、体重が減らなくなってしまいます。
食事も運動も今までと同じなのに、何日も体重が減らない。
減るどころか体重が増える日もあります。
このようにダイエット開始後、急に体重が減らなくなってしまう期間のことを「停滞期」といいます。
停滞期はなぜ起こるの?
私たち人間の体には、環境や体内の変化に対応するためにホメオスタシス、日本語でいうと恒常性維持機能というものがあります。
たとえば、気温が5度や38度になっても人間の体温は36度前後を保っています。
運動をすると心拍数が早くなますが、休憩すると心拍数は落ち着きますよね。
外的・内的な環境が変化しても、体が一定の状態を保とうとする機能がホメオスタシス(恒常性維持機能)です。
ダイエットをすると蓄えてた体脂肪(エネルギー)が減ります。
すると体は
「エネルギーが減った!」
と危険を感じ、これ以上体脂肪を減らしてはいけないとエネルギーの消費を抑えてしまうのです。
そのためダイエットを始めてしばらくすると、体重が減らない「停滞期」がきてしまいます。
停滞期は生命維持のためのメカニズムなんですね。
停滞期がくるのは、上手に減量ができているということ。
ダイエットが成功している証拠です。
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停滞期はいつから始まる?
停滞期が始まる時期には個人差がありますが、ダイエットを始めてから約1カ月後、もしくは体重の約5%(体重60kgだと3kg)減った頃に停滞期が始まることが多いです。
また極端な食事制限をすると、エネルギーが激しく消費し、体が危険を感じるため停滞期が始まりやすくなります。
ゆっくり少しづつ減量した方が体が危険を感じないので、停滞期は始まりにくくなります。
長期的にゆっくり減量した方がダイエットは成功しやすいといわれるのはこのためです。
早く痩せたいからと短期間のダイエットをするほど、停滞期は早く始まり・長く続く傾向があります。
体重が減らないストレスと、極端なエネルギー不足がリバウンドとダイエットを挫折する原因になってしまうのです。
停滞期はいつまで続く?
停滞期が続く期間にも個人差がありますが、早い人で約2週間、長ければ2か月続く人もいます。
なかには停滞期がなく楽々ダイエット成功!という人もいますが、だいたい2週間~1カ月続くのが一般的です。
ダイエット中に停滞期は何度も訪れます
停滞期は、1度乗り越えたら終わりというものではありません。
停滞期を乗り越えても、減量を続けていれば停滞期は繰り返し何度も訪れます。
ダイエットを続けていく上では、停滞期と常に付き合っていかなければなりません。
1度目の停滞期を乗り越えることができたら、次も上手く対処することができるはずです。
自分に合った停滞期の乗り越え方を見つけていきましょう!
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停滞期の乗り越え方
今まで通りのダイエットを続ける
停滞期を乗り越える基本は、今まで通りの食事と運動を続けることです。
エネルギー不足に危険を感じた体が一時的に消費エネルギーを抑えているので、体が慣れてしまえばまた体重は減っていきます。
しかし体重が減らないからと食事量を少なくしたり運動量を増やしてしまうと、さらに体が危険を感じ、停滞期は長引くことに。
またここでダイエットをやめてしまうと、すぐリバウンドです。
停滞期中の体は、失った体脂肪を元に戻そうと栄養を過剰に蓄えます。
そのため停滞期中にダイエットをやめると、すぐにエネルギーが蓄えられ、あっという間に体脂肪が増加。
元の体重、もしくはそれ以上に体重が増えてしまうこともあります。
これまで通りの食事と運動でダイエットを継続することが、リバウンドせずに停滞期を乗り越えるポイントです。
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焦らないこと。焦るとストレスになり挫折の原因に
1,2カ月ダイエットを続けていると、急に体重が落ちる日がきます。
だから焦らないでください。
焦ると疲れて、ストレスになります。
ストレスが溜まると食欲が抑えられなくなり、リバウンドの原因にも。
ダイエットが上手くいっているから、停滞期があるのは当たり前!と思うくらい心にゆとりを持ちましょう。
たまには好きなものを食べる時間を
停滞期はダイエットを続けても体重が減らないので、モチベーションが下がってしまいますよね。
いつまで続くか分からないのに、好きなものが食べられずイライラしていませんか?
そんな時は、好きなものを食べる時間を作ってみましょう。
ただ、回数が多いとカロリーの摂りすぎになってしまうので、1~2週間に1日、朝食・昼食・夕食のうちの1食にします。
その1食に、好きなものを好きなだけ食べてください。
翌日に体重は増えるかもしれませんが、ダイエットを続けていれば体重は徐々に減っていくはずです。
ご褒美があることで、ストレス発散・気分転換になり、モチベーションを維持しやすくなりますよ!
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食事バランスを見直す
食事制限のダイエットを続けていると、低カロリーな食事ばかりで栄養が不足している場合があります。
もしかして体に必要な栄養が足りていないため、体重が落ちないのかもしれません。
糖質・たんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラルをバランスよく食べていますか?
必要な栄養が足りていないと、体調不良になったり肌荒れや髪のパサつきなど、キレイに痩せることができません。
停滞期中はもう一度食事のバランスを見直してみましょう。
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塩分摂りすぎていない?
停滞期中は体が水分をため込みやすくなっています。
そんな時に塩分の多い食事を続けていては、むくんでさらに水分をため込んでしまいます。
塩分の多いメニューやインスタント食品・調味料の使い過ぎに注意し、水分を多めにとるようにしましょう。
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気分転換をする
何をしても体重が減らない停滞期。
たまにはダイエットの事を忘れて、気分転換することしてみましょう。
いつもと違うトレーニングを取り入れたり、いつもと違うコースを歩いてみる。
新しいダイエットレシピを試したり、ダイエット食品に挑戦してみる。
ウィンドウショッピングやドライブ、サウナにいったり、入浴剤を変えてみるのもいいですね。
気分転換をすることで気分がリフレッシュし、ストレスを軽減になります。
ダイエット記録をつける
体重や体脂肪を記録しダイエット日記をつけることで、停滞期がどのくらい続くのか、どんな周期でくるのかを分析することができます。
ダイエットしていると何度も訪れる停滞期。
体重管理と停滞期を分析することで、今後のダイエットにも役立てることができますよ。
ダイエット上級者向け!チートデイ
チートデイとは、停滞期中に食べたいものを好きなだけ食べる日のことです。
充分なエネルギーを摂取すると、体が「エネルギーが足りている」と錯覚するため、停滞期を脱出することができます。
ただしチートデイが有効なのは、体重の5%以上を減量した後の停滞期のみです。
60kgの人が3kg以上痩せて停滞期を迎えたなら効果がありますが、1~2kg減量しただけでは体重が増加するだけで効果はありません。
最初の停滞期ではなく、2回目3回目の停滞期にチートデイを実践してみましょう!
チートデイは1~2週間に1度行うことが効果的です。
食べたい物を好きなだけと書きましたが、目標摂取カロリーの目安となる計算式はいくつかあり
・体重 × 40∼45kcal
・徐脂肪量 × 55kcal
・減量期の摂取カロリー/日 + 2500キロカロリー
・減量期のカロリー × 2倍kcal以上
目安摂取カロリー内で、思い切り食事を楽しむことがチートディのポイント。
チートデイで体が錯覚すると、翌日から一気に減量が始まることもあります。
しかし栄養バランスが悪いなど他の原因で体重が減らなくなっている場合もあります。
チートデイは全員に当てはまる方法ではないので、その点はご注意ください。
まとめ
ダイエット中、急に体重が減らなくなる停滞期。
急な減量に体が危険を感じ、一時的にエネルギー消費を制限している状態です。
個人差はありますが、ダイエット開始約2週間~長くて2か月続くこともあります。
また停滞期はダイエットをしている間、何度も訪れます。
そんな停滞期を乗り切る方法。
・今まで通りのダイエットを続ける
・焦らないこと。焦るとストレスになり挫折の原因に
・たまには好きなものを食べる時間を
・食事バランスを見直す
・塩分摂りすぎていない?
・気分転換をする
・ダイエット記録をつける
・ダイエット上級者向け!チートデイ
停滞期を上手に付き合っていくことが、ダイエット成功への近道です。
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