寝る前の大さじ1杯で-5kg!?はちみつダイエットのやり方
はちみつダイエットを4週間実践したところ、6人中5人が減量に成功し、多い人では約5kgも痩せたという報告があります。
ダイエットというと、カロリーコントロールや運動することが基本とされていますが、「はちみつダイエット」はこれまでのダイエット法とは少し違ったアプローチで、痩せることができる新感覚のダイエット方法です。
寝る前の大さじ1杯で痩せられる、はちみつダイエットのやり方ご紹介します。
- そもそもなぜ、はちみつでダイエットできるの?
- ダイエット中にはちみつを食べて太らないの?
- はちみつの美容・健康効果
- はちみつダイエットのやり方
- はちみつダイエットをより効果的に行うには
- 夜はちみつダイエットの注意点
- ”はちみつ”で寝ながら楽々ダイエット!
そもそもなぜ、はちみつでダイエットできるの?
はちみつにダイエット効果があるといわれるようになったのは、イギリスで「ハイバーネーションダイエット」という本が出版されてからです。
ハイバーネーションとは「冬眠」という意味で、睡眠の質を上げることで効率的に痩せることができるというダイエット方法です。
私たちの体は、眠っている間に脂肪をエネルギーとして使いながら体のメンテナンスを行っていますが、飽食の現代は、糖質を大量に摂取することが多く、血糖値が乱高下して自律神経が乱れやすいので、睡眠の質が低下している傾向にあります。
睡眠の質が悪いとメンテナンスが充分にできなくなり、脂肪をエネルギーとして使えなくなるので、太りやすく痩せにくい体になってしまうんです。
そこで、活躍するのが”はちみつ”です。
睡眠の質を良くするためは、血糖値をコントロールするインスリンの分泌を一定に保つことが大切ですが、はちみつは食べても血糖値を上昇させないので、インスリンの分泌を一定に保ち、自律神経を安定させることができます。
また、睡眠中のメンテナンスに必要なエネルギーを摂取することができるので、睡眠の質が良くなり、寝ている間に脂肪を燃焼する体を作ることができます。
このようにはちみつには、睡眠の質を向上させダイエット効果を高める働きがありますが、甘いのでダイエットには不向きなイメージがありますよね。
カロリーも高そうですが、ダイエット中にはちみつを食べても、本当に太らないのでしょうか?
ダイエット中にはちみつを食べて太らないの?
ダイエットをしていると、甘い物をとることに抵抗があるかもしれませんが、先程も説明した通り、はちみつは血糖値を急上昇させないので、糖質制限をしていても安心して食べることができます。
そしてダイエット中は糖質だけでなくカロリーも気になりますが、砂糖のカロリーが100gあたり384kcalに対して、はちみつは100gあたり294kcalと、はちみつは砂糖よりも低カロリーなんです。
また、天然のはちみつと、はちみつと同じ組成のブドウ糖と果糖を組み合わせた合成糖を、それぞれのグループに飲ませた研究では、合成糖を飲んだグループが太ったのに対し、天然のはちみつを飲んだグループは、脂質の代謝が改善してダイエット効果が上がったという報告があります。
このように、はちみつは太るどころか、ダイエットをサポートしてくれる優秀食材ですが、ダイエット以外にも、美容健康にも高い効果を発揮するんです!
はちみつの美容・健康効果
美肌効果
はちみつにはビタミンやミネラル、アミノ酸、酵素などが豊富に含まれているため、美肌効果があります。
また、抗酸化作用のあるポリフェノールも含まれるので、老化を防止し、肌の潤いやハリを取り戻す効果も期待できます。
ダイエット時は栄養素不足になりやすいので、肌が荒れぎみになってしまういますが、はちみつを摂取することででカバーできますね。
痩せない原因は”鉄分”不足かも!?貧血とダイエットの関係と6つの改善法 - TOMAMI'sダイエット
便秘解消・むくみ防止
はちみつにはグルコン酸が含まれていて、この成分には腸内の善玉を増やして腸内環境を整える働きがあります。
また、はちみつには体内の余分な水分・塩分を排出するカリウムが含まれているので、むくみ解消にも効果的です。
塩分のとりすぎはデブのもと!痩せるための減塩方法と3日間だけの塩抜きダイエット - TOMAMI'sダイエット
薄毛対策
薄毛になるのは様々な原因がありますが、成長ホルモンが要因で薄毛になることもあります。
成長ホルモンは、髪の毛を強い毛に成長させるために必要とされているホルモンなので、睡眠の質を高めて成長ホルモンの分泌を促すことで薄毛対策することができます。
はちみつにはその他にも、疲労回復効果や高血圧、糖尿病、動脈硬化の予防、のどの痛みや咳を抑える、殺菌効果など、様々な美容・健康効果があります。
このように健康・美容にも嬉しい効果があるはちみつは、ダイエットに取り入れるのもとっても簡単なんですよ!
はちみつダイエットのやり方
はちみつダイエットのやり方はとても簡単で、たった2つのルールを守ればOKです。
そのルールはというと
- 夕食の糖質を減らす。特に砂糖は控える。
- 寝る前の30分〜1時間前に、大さじ1杯のはちみつを摂る。
この2つだけ。
夜は活動量が少なくなるので、炭水化物を摂り過ぎるとエネルギーが余り、体脂肪として蓄積されやすくなりますし、インスリンも過剰に分泌されやすくなるので、麺類とご飯を食べたり、小麦粉を使った料理をメインにするなど、炭水化物の食べ過ぎに注意しましょう。
ただ、炭水化物を全く食べないというわけではなく、いつもより少し主食の量を減らす感じでOKです。
夕食の糖質を減らした状態で、寝る30分~1時間前に大さじ1杯のはちみつを食べることで、質のいい睡眠を誘い、脂肪燃焼につながります。
はちみつは、スプーンにすくって直接なめてもいいですが、白湯に溶かして飲むと、はちみつの甘みと水分で満足感を得ることができます。
白湯にすると、いろいろなアレンジも楽しめるので、お好みの飲み方でダイエットを楽しんでください!
はちみつ白湯の美味しいアレンジ法
〇はちみつレモン白湯
大さじ1杯のはちみつを溶かした白湯に、スライスしたレモンを浮かべます。
レモンを加えると風味がさわやかになりますし、はちみつには含まれていないビタミンCをとることができます。
レモンのダイエット効果を生活にとりいれよう。オススメのドリンクとレシピを紹介 - TOMAMI'sダイエット
〇はちみつショウガ白湯
はちみつショウガ白湯の作り方は、白湯に大さじ1杯のはちみつを溶かし、すりおろしたしょうがを入れます。
ショウガには、体を温めてる作用があるので、さらに安眠効果が高まります。
〇はちみつ入りハブティー
お好みのハーブティーにはちみつを入れる方法もおススメです。
ハーブティーとはちみつの香りと味の作用で、リラックス効果を高めて睡眠の質を高めることができます。
このようにはちみつは白湯にすると色々なアレンジを楽しことができますが、はちみつの効果を最大限に得るなら、はちみつの選び方も大切です。
市販されているはちみつには、材料を加えていない「純粋はちみつ」と、はちみつをより美味しく頂けるように成分を調整した「はちみつ加工品」がありますが、はちみつ加工品は、甘さや成分を調整している分、本来はちみつが持っている栄養分が失われているので、はちみつを選ぶ際は、国産の純粋はちみつを選ぶようにしましょう。
はちみつダイエットをより効果的に行うには
夕食は寝る3時間前までに食べる
食べた物が胃に残っていると眠りが浅くなり、質のいい睡眠はとれません。
食べ物の種類や量によって異なりますが、消化にかかる時間は平均で3時間程といわれています。
そのため、はちみつダイエットをする際は、夕食は寝る3時間前、欲を言えば4時間前までにすませるようにすると、ダイエット効果はさらに高くなります。
【ダイエット13のNG習慣】スリムな人と太る人の違い - TOMAMI'sダイエット
栄養バランスを整える
栄養バランスが整うと、体の本来の機能が活発になり、代謝が高まって痩せやすくなるので、ダイエット中はビタミン、ミネラル、筋肉の材料となるタンパク質などをバランスよく摂取するようにしましょう。
野菜や果物を摂ることはもちろん、動物性タンパク質だけでなく、植物性タンパク質も摂ったり、できる限り新鮮な野菜や肉、魚を食べるようにすると、栄養バランスはさらに良くなりますよ。
睡眠はたっぷりと
はちみつダイエットは、睡眠の質を上げて痩せやすい体質になることが目的なので、毎日6~7時間は睡眠をとることが理想です。
そして特に、午後10時~午前2時までの4時間はゴールデンタイムと言われ、メラトニンというホルモンの働きが高まる時間帯なので、できれば午後10時就寝、遅くとも午前2時までに寝るようにしましょう。
また、部屋の湿度を50%前後に調整し、エアコンの風が直接当たらないようにしたり、寝る前のスマホの使用を控えると、睡眠の質をより高めることができます。
ダイエット中に眠くなる4つの原因と眠気を解消する6つの方法 - TOMAMI'sダイエット
夜はちみつダイエットの注意点
当たり前のことですが、はちみつは0カロリーではないので大量に食べると太ります。
また、はちみつの糖分はすぐにエネルギーとして使われてしまうので、寝る前1時間以上前にとると、低血糖状態になり自律神経が乱れて、入眠の妨げになることがあります。
同じく入眠を妨げるという意味では、覚醒作用のあるカフェインと一緒にとるのもNGです。
コーヒーはもちろん、紅茶や抹茶、ウーロン茶などのお茶にもカフェインは含まれているので、寝る前に飲むのはできるだけ避けたほうがいいでしょう。
そして、極端に炭水化物を控える食生活をしている場合、体が糖に反応しやすくなっているので、少量の糖でも血糖値が上昇しインスリンが過分泌してしまう恐れがあります。
「炭水化物=太りやすい」と思われている方も多いですが、糖質は体のエネルギーとなる大切な栄養素で、不足すると筋肉量が減って痩せにくい体になってしまいます。
美しく健康的に痩せるためには、”食べない”のではなく、栄養バランスを考えながら”食べる”ダイエットをすることが大切です。
あなた専属の管理栄養士がライフスタイルに合わせた”痩せる食事”を提案。2か月で理想の体型になれるオンラインダイエット【フィットラボ】
”はちみつ”で寝ながら楽々ダイエット!
現代人は、糖質を大量に摂取することが多いので、睡眠の質が低下している傾向にありますが、はちみつを寝る前に摂取することで、睡眠中のメンテナンスに必要なエネルギーを摂取することができ、インスリンの分泌も一定になるので、睡眠の質が良くなり、寝ている間に脂肪を燃焼する体を作ることができます。
そのため糖質制限中でも安心して食べることができますし、砂糖よりもカロリーが低いので、大さじ1杯程度なら食べても太ることはありません。
またダイエット以外にも、美肌効果、便秘解消・むくみ防止、薄毛対策など、美容・健康にも効果的です。
はちみつダイエットのやり方はとても簡単で、ルールは①夕食の糖質を減らすことと、②寝る前の30分〜1時間前に、大さじ1杯のはちみつを摂るだけ。
はちみつには、砂糖の1.3~1.7倍の甘みがあるので、白湯にとかして飲めば、少量でも満足感を得ることができますよ。
夜はちみつで、睡眠の質を高めながら楽々ダイエットしていきましょう!
痩せない理由は遺伝子にあり!? 243パターンの中からあなたに合ったダイエットプランを【DNA SLIM】